乳幼児教育、漢字絵本のインターアクトコーポレーション
第15回 秋刀魚
ママ:今日のお夕飯は秋刀魚を焼きましょうか。
たっくん:ねえママ、お魚さんの漢字ってみんな左側に魚って
ついたてるけど、サンマさんはどんな字をかくの?
ママ:そうね…あら?そういえば一文字の漢字は見たことがないわね…
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食欲の秋、秋刀魚のおいしい季節がやってきました。
サンマの漢字といえば、「秋刀魚」と書くのが有名ですね。
この漢字の由来は、体が刀のような形をしていて秋の代表的な
魚だからということでこの漢字になっているらしいです。
しかし、実はこれ「当て字」なのです!
魚の漢字は、「鯛」や「鰯」など魚偏がついた一文字の漢字が
普通ですよね。お寿司屋さんでも見ることができます。
では秋刀魚の本当の漢字というものはあるのでしょうか?
秋刀魚の語源は、体が細長いことから「狭真魚」、古くは「三馬」
と書かれていたこともあるそうです。
江戸時代になると「魚偏」に「祭」とかいて、「魚祭」という漢字が
あてられていたそうですが
大正には「秋刀魚」の漢字が出現し、昭和になると「魚祭」の文字は
消滅してしまいます。
今こそ食卓で定番の秋刀魚ですが、昔は秋刀魚という魚自体が
庶民にあまり関心をもたれておらず、新しい漢字を作る必要が
なかったので、サンマを一文字で表す漢字は特にはない…
というのが正解だそうです。
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たっくん:え!秋刀魚には一文字の漢字はないのか!
ママ:今回はママも勉強になったわ。たっくんが疑問に
思ってくれなければ気が付かなかったわね。
たっくんの漢字の由来
漢字の由来
☆【秋】:「禾」は稲に穂が実った様子を表し、
「火」は太陽の日を表しています。
※「穐」:秋の難しい書き方です
「亀」は穀物につく虫の形を表します。
秋に穀物の害となる虫を焼き殺す形が元々の意味だそうです。
穐から秋という字にに変化していくのは、不思議ですね!
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