乳幼児教育、漢字絵本のインターアクトコーポレーション
第10回 栗
たっくん:うーん
ママ:たっくん、どうしたの?トゲトゲ刺さらないように気をつけてね。
たっくん:なんで栗にトゲトゲがついているのか気になったんだ〜。
このトゲトゲはなんなのかな?
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秋の味覚といえば栗!
栗ご飯が食べたくなりますね〜
さて、この時期スーパーでは殻付きやむき栗が並んでいると思います!
でも、栗ひろいに行ってみると皆さん御存知の通り
栗はトゲトゲの中に入っているんですよね。
実は、このトゲは栗の花の雌花の土台になっている
「総ほう」というものが大きくなったものなんですよ!
総ほうは、実ができるとぐんぐん成長して、
栗の実の赤ちゃんを包み込んじゃいます。
実が成長してくると、トゲが枯れて固く、
触ると痛い状態になって実を守る準備は万端です!
実が完全に熟すとトゲ自然に開いて、
一緒に地面に落ちるようになっているんです!
栗ひろいのときに下に落ちているのはこの状態のものなんですね〜
このトゲは「イガ」と呼ばれているのですが、
なんで栗の実を守っているのでしょう…
それは…
小さい時に他の動物に食べられないようにするため
新しい仲間を増やすために、大きな動物にくっついて移動するため
という説があるそうです!
☆ 栗という漢字 ☆
栗という漢字は、木の上に育ったトゲのある実を表しているそうです
↑こんなふうに変化していたんですね〜
これを見ると、最初は3つあった栗の実を
簡単にまとめて「栗」の漢字に落ち着いたんですね!
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ママ:実を守るため、新しい仲間を増やすためにイガが必要だったのね。
たっくん:栗って、木の種だったんだね!
こんな小さいのから大きい木になるのかあ…すごいや!
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たっくんのちょこっと諺
『火中の栗を拾う』
自分のためにならないのにそそのかされて他人のために危険をおかすこと。あえて困難なことに向かうこと。
『桃栗三年柿八年』
桃と栗は芽が出て実になるまで3年、柿は8年かかるということ。
何事も成し遂げるまでに相応の年月が必要だということ
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