乳幼児教育、漢字絵本のインターアクトコーポレーション
第8回 蝸牛
たっくん:でーんでんむーしむし かーたつむりー♪
あ!蝸牛だ!
あれ?蝸牛?でんでんむし?名前が2つある!
ママ:よく気がついたわね。どちらがどう違うのかしら?
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雨の日によく見かける蝸牛。
蝸牛は、実は貝類なんですね!
そして一つの体に雄雌の機能を持っている不思議な生き物なんです。
名前の由来ですが、
「かた」…干潟のこと
「つび」…巻貝の古い名前 つぶ、つび とも言う
これらから、干潟のように殻に隠れたり現れたりする巻貝という説や
「かた」…笠に似た貝、笠を着た虫 という説もあるそうです!
そして、蝸牛の漢字…「蝸」は「虫」と「咼」でできていますね。
「咼」というのは、「えぐる」「あな」という意味があるんです!
そこに さんずい がつくと
「渦」(中心の穴に水が渦巻く)になり…
それらを合わせて、「渦巻」の殻を持つ
「牛の角のような触覚」 のある「虫」を表しているんだそうですよ〜!
漢字の意味を知るのも面白いですよね!
ちなみにでんでんむしは、「出出虫」から変化した言葉で、
「出よ」「出ろ」など
出るの命令系からきているそうで…
歌のでんでんむしは、出ろ出ろ虫って意味なんですね!
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たっくん:蝸牛って貝の仲間だったんだ…!うわー!
ママ:たっくん、蝸牛に似ているナメクジっているでしょう?
あれは、蝸牛の殻がとれた姿じゃなくて、蝸牛の貝が退化してなくなったものなの。
たっくん:え?じゃあナメクジは蝸牛とは違うの!?
ママ:そうよ。ママも最近まで一緒なのかなって思ってたわ。びっくりね。
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